今回は、リノベーションを前提として中古物件を買う際、間取りでチェックすべき箇所のひとつ、「壁」について解説します。
間取りでは、壁、水回り、窓の3点をチェックしてくださいね。
- 壊せる壁と壊せない壁を見分けること
- 水回りの位置を詳細に把握すること
- 窓のある位置を把握すること

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壊せる壁と壊せない壁の把握はなぜ大事?
壊せる壁の位置を把握することは極めて重要です。
購入して自分の部屋となっても、壊せない壁もあるのです。壊せない壁が把握できれば、その後の自分の理想の間取りを書きやすくなります。
もちろん、壊せる壁でも、それをそのまま利用することができればコストダウンにはつながるのですが、壊せない壁以外は全て作り変えられるという考え方で進めると、間取りの自由度が広がります。
壊せない壁は、以下の3パターンがあります。
- 共用部と専有部、専有部と専有部を分ける壁
- 建物の構造を負担している壁
- PS、MBの壁

共用部分と自分の部屋、隣の部屋と自分の部屋を分ける壁
これは分かりやすいですね。
自分の家を囲んでいる壁には手をつけることができません。廊下と自分の家の間の壁、人の家との間の壁には手をつけられません。
これには窓も含まれますので、注意が必要です。

建物の構造を負担している壁
建物の構造を負担し、マンション全体を支えている壁は、「構造壁」といいます。
取り除くと、地震などに対する性能がマンション全体で低下するので、構造壁は壊したり、場所を変更することができません。
どの壁が構造壁なのかの判断は、施工時の図面が手に入らない場合、専門家でも判断が難しいです。
マンションによって構造形式が違って、どのように地震などに対して強い建物を作っていくのかの方法が異なるからです。

① 柱と柱を繋ぐ壁
柱の位置を見てみてください。間取り図で、通常、柱は壁より太く、四角く記載されています。
柱と柱を真っ直ぐに繋ぐ壁がある場合、構造壁である可能性が高いです。
② 図面上太く記載されている壁
これは、図面の書き方によるので、表現がされていないことも多いのですが、壊せない壁は、他の壁よりも太く、濃く表現されていることがあります。
③ 現地でコンコン叩いみる
壊せる壁は、木材でできた柱に石膏ボードや構造パネルと呼ばれる板を貼り付けて作っていることがほとんどです。この場合、中が空洞なので、コンコン叩くと響きます。
一方、「構造壁」はコンクリートでできているので、中が詰まったような音がします。この音の部分は壊すことができません。
上記は簡単に見分ける方法なので、詳細は工務店さんに相談してみてくださいね
PS(パイプシャフト)、MB(メーターボックス)の壁
最後はPS、MBの壁です。
PSとはパイプシャフトの略で、配管が通る部分、MBとはメーターボックスの略で、ガスや水道、電気のメーターが収納されている部分です。これは、厳密に言えばひとつ目の、共用部と専有部を分ける壁の一種です。
PS、やMBの中には、みんなで使う排水管や、給水管などが含まれていて、共用部に当たります。
これらが建物の外側に張り付いている場合は共用分として分かりやすいのですが、PSは部屋の中にもある場合があるので、注意が必要です。
専有部に囲まれていたとしてもPSには手をつけられないのです。排水がある、トイレ・洗面台・台所・洗濯機パンの周りに小さいPSがある場合があります。


まとめ
以下の3パターンが、壊せない壁です。
ポイント
- 図面を見て、共用部と専有部を明確に分ける。
- 柱の位置を見て、叩いてみて構造壁を把握する。
- PS、MBの位置を把握する。
壊せない壁を把握することで、検討物件のプランニングの自由度が、ある程度わかるようになります。
構造壁は、迷う場合もあると思いますので、工務店さんなどに見てもらうのも手だと思います。

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